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  • 執筆者の写真asmaterialhp

Vol:2 調べてみたら壮大だった。


小さい頃から地図が大好きで、小学校の社会の授業にあった全国都道府県名と県庁所在地名は今でも完璧に回答できる。

失礼ながら初対面の人の名前はすぐに忘れるけど、出身地なら覚えている。

名刺に出身地も書いて欲しい!

そんな地図好きな私は、日々地図遊びに勤しんでいる。

新幹線に乗ったらGoogleマップを開き、位置情報をONにして、自分がGoogleマップ上を新幹線とともに移動している様子を大阪から東京まで眺めて楽しむ。

旅行から帰ったら、旅行先で通過した全行程の道を地図でなぞる。

たいした意味はないが、「え!こんなところに○○がある」とか「ニュースでやっていた事件のあったのはここの地名なのね」など発見することが多いのが楽しい。誰もが一度はチラリと見たことのある、地下鉄の出口付近にある海抜表示サイン。そう、あれです!みんな素通りしてません?

これを私は見逃さない。

パシャリと携帯に保存し、フォロワーのいないインスタグラムのアカウントにせっせとマッピング。この案を思いついたときは、なんてGoogleマップって画期的なんだ!!とひとりで大興奮した。

国内、海外問わず旅行先で見かければ、もれなく撮影。たまに標高も★

この趣味を知っているわずかな友人も旅行先から送ってきたことがあった。


東京在住の私は東京のデータがおのずと多い。

東京の地形は起伏に富んでいて探しがいがある。

渋谷駅は海抜4m、新宿の都庁付近は海抜36m、

その差、なんと32m。だいたい10階建てのビルに匹敵。

ということは、渋谷方面から来る山手線は、なんと32mもの高低差を越えて新宿駅に到着しているのです。

気がつかないうちに渋谷から新宿までいつの間にか10階分の階段を登っちゃっている。こんなことを妄想しながら街を歩き日々楽しんでいる。

自分達がいる場所を平面ではなく、立体でみてみると壮大な東京の地形が浮かびあがってくる。

毎日歩いている通勤路も坂や谷があれば高低差が生じているはず。谷があれば近くに川があるのでは?!と、もっと知りたくなる。



鉄道好きの人が、車両が好き、時刻表が好き、車内放送が好きなど、いろいろな好きがあるのと一緒で地図好きにも、人それぞれいろいろな楽しみ方がある。

私たちのワークショップも、ひとりひとりの楽しみ方を発見して欲しいと考えて設計している。マニアックになる必要はないが、見本通りに作ることにこだわらず、材料の使い方、表現の仕方は人それぞれ、自分なりの楽しみ方を見つけてもらえるとこちらも嬉しくなる。


コラム文:粕谷 幸絵

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