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vol.6 できるできないの仕組み(前編)


 最近、私は社内でasマテリアルの中の人たちが「いかに楽しみながら力を発揮できるか(成果を上げる)」を考えています。


その理由としては下記の三つが挙げられます。

  • 自分の経験から、この部分は本当に自分では発見しづらいという考えがあり、客観的に第三者から見て自然体で成果が発揮できることを伝えてあげられたらいいなと思った点。

  • 今後、企業が存続するためには良質なサービスの提供は必須であり、それは企業が持つ個性=中の人の個性が遺憾なく発揮できる状態が必要だと思っている点。

  • 仕事は人生を彩る大切な要素であり、かつ多くの人は生活できる水準の収入を得るためには1日の大半を費やさなければならない状況を鑑み得ると、自然体で成果が発揮できる状態にあると人生の幸福度が高いと思う点。

あげ出したら切りがないの三つに絞りましたがメリットは計り知れなそうです。


 方法としては個別にインタビューしてみたり、客観的に眺めてみて本人の認識と第三者の認識にズレがないかと見てみたり、新しい仕事の仕方を取り入れてみたりしてみますが、これが難しい。asマテリアルで働く人たちは年齢的にある程度のキャリアを積んでいるため、もともと得意だったのか、得意ではないけど仕事で訓練するうちにできるようになったのか、好きなのか好きじゃないのかの判断が難しいからだと思っています。


 例えば私を例にとっていうと、私は仕事の場面で「話す内容が理路整然としている」とか「説明がわかりやすい」などと褒めていただくことがごく稀にあるのですが、これは完全に仕事で必要に迫られて後天的に身につけたスキルです。学生時代の私を知っている人は絶対にそんなことを言わない自信があります。編集や企画や営業という、きちんと状況や考えを伝えないとプラスにならないどころかマイナスになってしまうような職業を全うするために頑張って得たスキルです。なので、得意か不得意かと聞かれたら不得意と答えるし、好きか嫌いかと聞かれたら好きではないと答えるけど、出来るか出来ないかで聞かれたら出来ると答えるでしょう。だから自然体で成果を上げていることを見つけるのはとても難しいと思っています。


 私は日常的にpodcastで音声コンテンツを聴いているのですが、先日とても印象に残るエピソードがありました。言語化が苦手だという悩みに対して話し手の方が「それは言語で認知してないからだ」的なことをおっしゃっていたのです。その方にとっても何の気なしに言ったことでも私にとっては目から鱗でした。確かに、脳がきちんとインプットできていないことは上手にアウトプットできないですよね。韓国語はほぼわからない私に、韓国語と日本語の同時通訳をしろと言われても無理です。


 そこから更に疑問が湧きました。ということは、人それぞれにインプット特性が異なるの?ということです。早速調べてみたら、やはりありました。人それぞれに認知特性が異なり、その特性にあったことができるといいよね!という理論がありました。前振りがだいぶ長くなってしまったので今回はここまでにして、次回は私のテスト結果を交えながら説明できたらいいなと思っております。


コラム文:山本美子



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